2024年12月1日（日）、本学コミュニケーションアトリウムで開催された情報処理学会北海道支部主催「情報処理北海道シンポジウム2024」において、本学大学院生の篠田裕人さん（博士前期課程 工学専攻 情報通信工学プログラム1年、指導教員：升井洋志教授）が「技術研究賞」を受賞しました。本賞は、情報処理に関する研究で独創性、新規性に優れており、特に実用的意義が認められる成果の発表に対して贈呈されるものです。

　また、同じく大学院生の中山翔太さん（博士前期課程 工学専攻 情報通信工学プログラム1年、指導教員：升井洋志教授）、湯川泰成さん（博士前期課程 工学専攻 機械電気工学プログラム1年、指導教員：鈴木育男准教授）が「研究奨励賞」を受賞しました。本賞は、情報処理に関する学問、技術の奨励のため、有為と認められる新進の科学者または技術者に贈呈されるものです。

　篠田さんは「GTFS-JPと実運行データによる路線運行シミュレータ開発」という研究題目で、バスロケーションシステムにおける精密なシミュレーション開発に取り組んでおり、その技術的重要性が評価されての受賞となりました。

　中山さんは「北見市における実運行データによる路線バスの遅延傾向解析」という題目で発表し、北見市のバスロケで得られた運行データを基に路線毎の遅延傾向解析を行い、データサイエンスの社会実装が評価されての受賞となりました。

　湯川さんは「音楽特徴量を基にした楽曲の分類と推薦」という題目で発表を行いました。湯川さんは、楽曲データの音響特徴量から畳み込みニューラルネットワーク（CNN）による楽曲ジャンル分類の研究を行っており、比較的浅い層のネットワークで精度の高い分類を実現している点が評価されての受賞となりました。

受賞した篠田さん	賞状（篠田さん）
受賞した中山さん	賞状（中山さん）
受賞した湯川さん	賞状（湯川さん）