大学概要

教員の紹介

吉川 泰弘
YOSHIKAWA Yasuhiro
社会インフラ工学コース / 教授
社会環境系

研究者情報

  • 学位

    博士(工学)

  • 担当授業科目

    社会????工学概論,環境防災工学実験II,水理学II,?????未来??????総合工学I,社会????工学実験II,?????未来??????総合工学II,流体工学,社会??????????????総合演習,測量学実習,空間地理情報実習,地域未来デザイン工学入門

  • 専門分野

    河氷工学、河川工学

  • 研究テーマ

    寒冷地河川における治水?利水?環境に関する研究

  • 研究内容キーワード

    結氷河川,河川津波,塩水遡上

  • 所属学会

    土木学会

研究室の概要

寒冷地河川では主に、秋に気温の低下によって河川内に氷(河氷)が形成されて、春先には気温上昇により河氷が融解、破壊されて下流へと流れます。
流れた河氷が河川内で堆積して流れを妨げると、アイスジャムが発生して水位の急激な上昇を引き起こします。アイスジャムは、アメリカ、カナダ、中国、ロシアなどの冬に零下になる諸外国で発生し洪水を引き起こし、日本では北海道で人的被害や水位の急激な上昇が起こします。これ以外にも、冬期間に河川内の取水口に河氷が詰まる取水障害、河川の底にアンカーアイスという氷が形成されて剥がれる現象、寒冷地河川特有の現象を観光資源(ジュエリーアイス、シガ、解氷クイズ)として利用等、様々な課題や未解明の現象があります。

研究室の研究テーマ

  • 寒冷地河川の治水と利水に関する研究

    ■アイスジャム現象の解明(治水)
    河川の氷が河道内で詰まると、水位が急激に上昇し、氾濫の恐れが高まります。アイスジャム現象を解明し計算モデルの開発を行います。

    ■冬期の取水障害の危険度予測(利水)
    取水口に氷が詰まる現象が発生しており、現場では大変困っています。事前に危険度を予測する手法を研究します。

  • 寒冷地河川の環境に関する研究

    ■アンカーアイスの形成剥離現象(環境)
    河川の底にできる氷、アンカーアイスは、夜できて朝はがれるため、付着藻類をクリーニングし寒冷地河川特有の現象の可能性があります。

  • 寒冷地河川の観光に関する研究

    ■ジュエリーアイス現象の解明(観光)
    北海道大津海岸に打ち上げられたジュエリーアイスの現象を解明し、出現時期を推定して、地域振興に役立てることが目的です。