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富良野市との共同開発による雪質評価指標「ふわサラ度」を用いた観光振興?地域活性化の取組みが第14回気象文化大賞を受賞

 このたび、北海道富良野市が本学社会環境系の白川龍生准教授との共同研究により開発した新しい雪質評価指標「ふわサラ度」と、それを用いた観光振興?地域活性化の取り組みが、一般財団法人 WNI気象文化創造センターの助成事業「第14回気象文化大賞」を受賞しました。

 この賞は、気象の減災?自助?共助、経済的利用、環境問題などへの対応における実用的な気象研究?活動を表彰し、研究?活動について助成をするものです。
 白川准教授は、2023年度よりFurano bonchi powderプロジェクト(事務局:富良野市)と共同で、パウダースノーの雪質評価と観光振興、シビックプライドの醸成に関する研究を進めてきました。昨年度、雪水比(降雪量/降水量)をベースにパウダースノーを0~100のスコアで定量評価できる新指標「ふわサラ度」を開発し、富良野スキー場での実証研究を進めてきました。

 この数値化は、富良野におけるパウダースノーの雪質の良さについて根拠に基づき可視化?発信するものですが、同時にバックカントリースキーを安全に楽しむための防災的視点からも活用が期待されています。加えて、近年希少性の高まる「雪」に対し地域住民のシビックプライド醸成の面でも注目され、今回の受賞に至りました。

 富良野市内の観光施設では、この夏から「ふわサラ度」を77に調整した新食感のかき氷「ふらの粉雪」の提供も始まっています。真夏でも富良野のパウダースノーを楽しむことができるこの新たな取り組みにもご注目ください。

授与された賞状
プロジェクトのロゴマーク ふわサラ度77のかき氷「ふらの粉雪」

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